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2世帯住宅の設計を考える

[加古川の家]

そもそも二世帯住宅に住まうことにはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?
まずメリットは…

1) 子育てに親の助力が期待できる
2) 子供の情操面での発育に良い影響がある
3) 子世帯、親世帯それぞれの生活全般を物心両面で補い合える
4) イニシャル・ランニング共にコストが抑えられる

・うらはらのデメリットとしては…

1) お互いの生活に干渉しすぎてしまう
2) 嫁、婿の立場が難しい
3) 生活のリズムが違うので騒音等が気になる
  といったところでしょうか?

・二世帯住宅に住みたいと考えておられる方々はおそらくこのようなメリット、デメリットは承知の上で魅力を感じているのだと思います。
それでは二世帯住宅の良い点を最大限活かして、不利な面を出来るだけカバーするには設計面でどうしたらよいのでしょう?
*設計段階で前もって問題点を整理し解決しておくことはとても大切です。*


1)二世帯住宅のタイプ分け

・二世帯住宅の分類の仕方は色々考えられますが、玄関の構え方、空間構成からして次の2分類とされることが一般的かと思われます。

・更に分離型は以下の三分類に分けられます。

分離の度合いはこの順序で強くなると考えられます。
更に当然ながら共用型の中でも風呂やキッチン、ダイニング、居間の内のどの部分を共用とするかによって更に細かく分類できるでしょう。
又分離型でもただ同じ敷地内に別々の家を構えるだけのものから、中庭を介在させるもの、木製のデッキでつなげるもの等、二世帯のつながり方によって 色んな形態が考えられる筈です。

・つまりここで挙げた分類はあくまでも二世帯住宅を理解するための便宜的なものです。

2)プランニングのポイント

・以下に私がこれまで設計に関わった経験や書物等に掲載された記事・実例を参考に、二世帯住宅を設計する際の留意点をまとめてみました。この後も随時加筆修正をして充実させてゆくつもりでおります。

○なお具体的なプランについては私がこれまでに関わった事例を2世帯住宅プラン集に5例ほど掲載していますので合せて参考にしていただければと考えます。

○また事例に沿った分かり易い説明は設計方針(コンセプト)のページでしています。


◇玄関

玄関については共用する場合でも、鉢合わせする時間が限られていますので個別にする優先度は低くなります。共用する場合は玄関を広く取り、隣接してシューズクロークやクロゼットのような収納を充実させることが望まれます。
理由があって別にする場合、 最も明解な分け方は1階に親世帯の玄関、外階段で2階に上がった所に子世帯の玄関という風に階別に分けるという形式。 2世帯住宅玄関イメージ
次いで二つの玄関を1階に並べたり、離したりして設け、且つプランも完全に独立させる形式が考えられます。 共通の玄関とするときでも、お互いにあとあと余計な煩わしさをさけるためにインターホンと郵便受は別々に取り付けておくのは当然のことです。
また親世帯の住居を縁側などを介して庭とつなげたり、裏口を設けて気兼ねなく出入りできるようにするのも大切で、近所の人間関係を強めるという意味でも有効だと思います。

◇キッチン

キッチンについては主婦のこだわりや工夫が最も現われる場所なので予算とスペースにゆとりがある限り是非とも別個に設けたいところです。
ゆとりがなくて普段は両親が子世帯で一緒に食事をする場合でも、親世帯の居間の傍に小さな調理スペースがあれば調法します。
親子のキッチンは別でも、休日などにお母さんとお嫁さん(娘さん)がおしゃべりしながら調理と食事を共にするというゆとりが持てたら、楽しいですね。

◇水廻り

浴室についても当然、完全に分離したいところでしょう。
2世帯住宅風呂イメージ一方ではコスト、省エネの面を考えると別々に設けるのは無駄が多いことは言うまでもありません。共用で使い、時間帯を分けるという方法も考えられます。一昔前までは大家族の家庭ではそういう住まい方が一般的だったと思います。無論その場合、音等の問題を考慮して設置場所をどうするかは十分に検討すべきでしょう。一般的には親の寝室と浴室を隣合わせにするのは避けるべきだと言われています。

以前私の設計したお宅で、1階に設けた共用の浴室とは別に、2階に息子夫婦用のシャワーユニットを設けたことがあります。若い人は夏場はシャワーで充分という人もいるのでその場合はこんなやり方は有効です。また浴室は共用でも洗面のスペースは是非とも別個に取りたいものです。
洗濯機も主婦の感覚からすれば別にしたいところでしょう。
これも私の経験した事例ですが、お施主さんの希望で1階の脱衣室に設けた洗濯スペースとは別に2階の洗面化粧カウンターの下に前開き式の全自動洗濯機を収納したことがあります。 これも一つのアイデアですね。

トイレについては当然のこととして各世帯で別にするべきでしょう。理想は各住戸一つと客用を兼ねた共用一つの計3つだと言われますが、そこまでは難しいのかもしれません。

◇リヴィング・ダイニング

これも予算とスペース次第ですが、都心の40坪程度の規模で考えると完全に別にするのは実際上困難です。 2世帯住宅リビングイメージその意味でも別にするという優先度は低くなって来ます。
居間が共用となる場合は、親子共用の居間に畳コーナー等を設けてソフトに分離するといったやり方も選択肢の一つです。又それぞれの世帯がゆるくつながった、少し離れた空間でくつろげる工夫ができれば2世帯ならではの住まい方が出来て、良いかもしれません。

また音の問題では親世帯の寝室が子世帯のリヴィングの真下にあると、遅くまでTV等の音がして寝付けないことになりかねないので出来れば避けるべきだし、やむを得ない場合は防音措置を講じる必要があります。
特に木造の住宅では上下階で音が筒抜けになるので要注意です。

リヴィング・ダイニングは工夫をして、共に住まうことのメリットが日常的に実感できるような居心地の良い部屋としたいものです。2世帯住宅としての成否が問われるかなめのスペースと言っても過言ではないでしょう。

◇屋外空間

二世帯住宅を考える際には屋外空間の取り込み方にも一工夫をしたいものです。
敷地が広くて庭も充分に取れる場合には別でしょうが、2世帯住宅外テラスイメージ 都心の限られた敷地の中では条件は相当に厳しくなります。
そうした場合には中庭を取ったり、ルーフバルコニーを設けたりして、戸外のスペースを介してお互いの気配が感じられ、 自然に視線や会話が交わせるように工夫してみたいものです。
スペースが限られていても屋外での語らいやくつろぎは格別のものですから…

◇予備の部屋

資金とスペースに余裕がある場合は、出来れば親世帯の方に別居している子世帯用の宿泊室を用意してあげると重宝するのではないでしょうか。
せっかく遊びに来ても泊る部屋がなければとかく疎遠になりがちです。専用の部屋が難しければ親か子世帯に和室をとっておけば有効に使えると思います。和室の効用はもっと見直されるべきでしょう。
その他本が多い場合は共用の図書室か読書スペースを設けると生活に潤いができます。
また親子世帯のコミュニケーションも自然と促されるのではないでしょうか。

◇寝室・子供部屋

音の問題を考えるとき親世代夫婦の寝室を下階に、子世代夫婦の寝室を上階に重ねるのが原則でしょう。子供の部屋は年代にもよりますが廊下やLD等の共用スペースの上に置くのが妥当でしょう。

◇収納

一般的に親世帯の方が人数が少なくても思い出につながる持ち物が多くなるものです。ですから出来れば親世帯の方には寝室に隣り合う納戸をお勧めします。

◇その他

廊下、階段等は二つの所帯のつながりを取り持つ重要なスペースと考えられます。日常的にはソフトな分離を取り持ち、必要に応じて明確な区分けができるように工夫をする必要があります。



*事例に沿った分りやすい説明・・  設計方針(コンセプト)

2世帯住宅プラン集

さらにマイブログにも詳しい記事が掲載されています

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